奈良漬け雑談
ま:私多分これ特殊だと思うんですけど、初めて奈良漬を食べたのが、インフルエンザのときのおかゆだったんですよ。
おかゆを作ってもらったときに、味のないおかゆが苦手で、
ふ:うん。
ま:けどちっちゃい頃、卵粥も苦手だったんで、
だったら何か漬物でも一緒に食べろみたいな感じで出されたのが奈良漬だったんですよ。
ふ:そこで奈良漬ってすごいよね。
ま:普通は出さないけど、ちょっとおばあちゃんは奈良漬を出してきたんですよ。
ふ:さすがまりんちゃんのおばあちゃんだ。
ま:なんか奈良漬って普段食べても風味が強い漬物じゃないですか。
ふ:うん。
ま:なんかインフルエンザ独特の口の中の味ってわかります?
インフルエンザのときって気持ち悪いじゃないですか、口の中が。
奈良漬がそのインフルエンザのあの特有の気持ち悪さに勝ったんですよね。
風味が強すぎて。そこからですね、奈良漬ハマったのは。
ふ:いや、これすげえ美味しいって感じたときにはまるんだね。
ま:そうですね。
ふ:多分それが奈良漬てっていうのがちょっとびっくり。
確かにさ、俺も美味しいと思うんだけどさ、
そんな何かバクバク食うような感じの漬物じゃなかったよ。
ま:そうですね奈良漬が好きですって自分から言う人はなかなかレアかもしれない。。。
なんか刻んだりしてタッパーに入れてあったんですよ。
それをちょっとずつ家族に内緒でつまんでましたね。
絶対ばれてるけど。
ふ:俺、奈良漬でそういうのって初めて聞いた(笑)
ま:そうですね。
ふ:奈良漬はあれですね。お味噌の底に野菜並べて味噌漬け作るって話をこの前したと思うんですけど、あれみたいな感じで、奈良漬は酒粕
の中に野菜の漬物をつけていくんですよね。
ま:そうですね。
ま:奈良漬って酒粕に漬けて作るんで、奈良漬自体にアルコールって含まれてるじゃないですか。
この関連で、なんか風邪のときに甘酒を飲む習慣とかってあるんですか?
風邪の体調悪いときに、アルコールを取るのってどうなんだ?と思って。
栄養価は高いと思うんですけど。
ふ:あのー冬山で遭難したときに、犬が首にお酒持ってブランデー持ってきて、それを飲んで体を温めるってあるけど、
お酒ってさ、分解されて熱になりやすいんだよね。
そういう意味ではエネルギーになるんじゃないかな。
ま:そうですね。
ふ:ちなみに、酒粕の方の甘酒も、麹の方の甘酒も甘酒自体は何かの糖分とビタミンB群、
あと何かアミノ酸とかあの辺いっぱい含んでるから、何かその、
飲む点滴と言われるように何か風邪引いてるとき、熱が出てるときポカリスエットとか飲むたいな感じでさ
栄養補給、エネルギー補給、発酵も済んで消化も済んでいる状態だからすぐ消化吸収してもらえる。
すく体の役に立つってことで昔からおすすめされてて、江戸時代くらいから文献にでて来てるね。
ま:今でこそ冬に飲むイメージが強いですけど、なんか江戸時代は夏だったみたいということは知ってましたね。
ふ:甘酒に脱線してしまった。
奈良漬け自体は野菜を最初に塩かなんかでつけて水分抜いた後に酒粕に漬け込むのかな?
ま:どうなんですかね?
食べる専門だったので。作ってみたいなぁという気持ちはあるんですよね。
ネットで検索するとクリームチーズと和えたりとかしたものを結構おつまみとして、
出されるみたいなのがあるみたいなんですけど、それ食べたことなくて作ってみたいなって思ってる。
ふ:浅漬けみたいな感じで水分抜いてあげてから漬け込むよね。
ただ奈良漬けは普通にぬか床にぶっこむよね。
ま:最初の話に戻りますけど、
私は小さいころ奈良漬を噛まずにずっとなめてたりしてたんでね、飴みたいに。
風味が強いっていうのを生かして。
露骨にそのタッパーの中の奈良漬が減るとばれちゃうんで、飴のようになめてたっていう(笑)
ふ:言ってしまえば、何か肉をずっと噛み続けるように味を長く長く楽しむ方法として奈良漬をしゃぶり続けるっていう方法を編み出したわけね。
ま:味が薄くなってきたらひとかじりするんですよ。するとじわって出てくるんで。
なかなかに気持ち悪い食べ方してましたね(笑)
ふ:面白い。
ま:私本当にはまったらずっと食べちゃうんで、一般的な量を毎日食べるぐらいだったら全然怒られないと思うんですけど、
ふ:うん。
ま:ある分だけ全部食べちゃうタイプだったんで、
なんか自分でも工夫してましたね。
ふ:でもなんかはまったら食べ続けるっていうのはすごいわかるなぁ。
ま:何のアレンジもせず、ずっと食べるっていう。
ふ:甘酒とかも気付いたら何かリットル単位で消えるからなぁ
毎日でもいけちゃうもんね。
ま:全然いけますね。
ふ:奈良漬もそういうものになれるんだね。