普通味噌と嘗め味噌の違い

味噌は、大豆、麹、塩を用いて造る大豆の発酵食品で、日本酒、醤油と並び古くから日本で親しまれています。主に食糧不足に備えた保存食として農村などで人々に造られてきました。

味噌の種類は大きく2つに分けられ、普通味噌と嘗め味噌があります。普通味噌は保存食の味噌、嘗め味噌はご飯のおかずとして食べる味噌です。

 

調味料として食べる普通味噌

私たちが普段、調味料として用いている普通味噌(以後、味噌と呼ぶ)は非常に沢山の種類がありますが、原料による種類、味・色による種類で分けて考えると把握しやすくなります。

原料による種類は、米麹で造る米味噌、麦麹で造る麦味噌、大豆麹で造る豆味噌の3種類あります。

味・色による種類は、米味噌と麦味噌のみで豆味噌にはありませんが、味による甘味噌、甘口味噌、辛口味噌、色による白味噌、淡色味噌、赤味噌があります。味や色は、麹の割合、塩分の量、熟成期間などによって変わります。

このように様々な種類の味噌が日本各地にはあり、各地域の食の味を決める調味料として用いられています。

ご飯のおかずとして食べる嘗め味噌

嘗め味噌はオカズ味噌とも言われ、生姜や野菜などを刻み合えて1週間前後の短い発酵期間を経て、ご飯のおかずとして食べられます。

終わりに

本サイトでは調味料として用いられる味噌の方が地域の味、日本を代表する発酵食品として紹介することになるかと思いますが、嘗め味噌も併せて、記事を読んで頂いてる方々が分かり易く手にできるように務めていこうと考えています。